日本では流通量が少ないためあまり知られていない「鹿油」。
中国では昔からキズ薬ややけど薬として使われてきました。
このページではそんな鹿油の特徴と効果について説明します。
鹿油とは
鹿油(鹿脂)とは、鹿の脂肪分から抽出されるオイルです。
鹿肉の特徴ページにもあるように、鹿肉は脂肪分が少なくヘルシーなお肉ですが、その少ない脂肪分から取れる鹿脂にはさまざまな効能があります。
中国では昔から民間療法の薬として鹿油が利用されており、切り傷ややけどなどに塗ることで治癒を早めたり、皮膚を保護するのに使われていました。
現代においてはシカ油は美容に使われることが多いです。
鹿油の効能
鹿油は古代中国でキズ薬として使われていたことからも分かるように、皮膚を保護して再生を促す効能があります。
このため現代においてはシカ油を配合した化粧品やヘアケア用品が発売されています。
スキンケア用品への鹿油の利用
鹿油にはパルチミン酸やステアリン酸などの成分が多く含まれ、ニキビを減らす効果や肌を保湿する効果、肌を清潔に保つ効果が期待できます。
また、鹿油は馬油など他の動物油と比べるとにおいが少なくべたつかないため、肌なじみがよく肌本来の潤いを取り戻す効果があります。
ヘアケア用品への鹿油の利用
エゾシカ油はシャンプーやコンディショナーに配合することで髪のダメージを補修し、髪をしっとりさせる効果があります。
また風呂上りに髪を乾かす前に鹿油を薄く塗布すると髪に自然なツヤが出て指どおりがなめらかになります。
おわりに
鹿油は日本だと生産量が少なく入手がなかなか難しいですが、最近は東急ハンズで鹿油配合のヘアケア・ボディケア用品を販売しているようです。
日本初、北海道生まれの蝦夷鹿油、油なのにテカらず肌にスッとなじみさらっとした使い心地。さらに優れた高保湿‼️お肌も髪も優しく潤いケアします。2Cフロアにて紹介中です(^-^)〈ハンズ渋谷・2Cフロア〉(pan) #乾燥肌 #潤い pic.twitter.com/4MpnvPz8Wz
— 東急ハンズ渋谷店 (@Hands_Shibuya) November 25, 2017
もし手に入った時はその効能を是非試してみてください。