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鹿のオスとメスの違い
鹿のオスとメスの見分け方、わかりますか?
よく知られているのは「オスは角が生えているけどメスには角が生えていない」ということですが、例外もいくつかあります。
ここでは、鹿(ニホンジカ)の雄雌の見分け方を解説していきます。
ツノのあり・なし
やはり一番有名な見分け方は「ツノが生えているかどうか」ですね。
ツノが生えていればオス、無ければメスです。
ただしこの見分け方には1点注意点があり、生後1年経っていない子供の鹿はオス・メス共にツノがありません。
また、遠くから見て「ツノがないからメスだ」と思った場合でも、近くで見るとツノが切られたり抜け落ちた痕があってオスと判明する場合もあります。
ニホンジカ以外の雌雄の違い
日本で一般的にみられるニホンジカについては、ツノのありなしで雌雄を見分けることができます。しかし、世界に生存する一部の鹿についてはツノの有無では雌雄を見分けられません。
トナカイはオス・メス共にツノが生えている
トナカイ(シカ科)はオスメス共に角が生えています。
メスにも角が生えている理由については諸説ありますが、トナカイは極寒の地に生息しているため、冬は角を使って雪を掘り起こして穴を掘り、「トナカイゴケ」という苔を食糧として確保するためだと言われています。
マメジカはオス・メス共にツノが無い
マメジカは中央アフリカや西アフリカに生息する動物です。
ニホンジカなどが属するシカ科ではなく「マメジカ科」の動物なので正確に言うと鹿の仲間ではありません。
このマメジカは、手乗りサイズで、オスメス共に角が生えません。
ちなみに、マメジカは日本でも上野動物園に行くと「ジャワマメジカ」を見ることができます。
英語におけるオス鹿、メス鹿の表現の違い
英語では、鹿一般を表す「deer」以外にも「オス鹿」「メス鹿」を表す専用の単語が存在しています。
雄鹿
- stag
- buck
- hart
雌鹿
- doe
- hind
同じ鹿(deer)でも、雌雄の違いによってこんなに沢山の表現があるんですね。