自宅で鹿鍋(もみじ鍋)を作って食べよう

寒い時期に食べたくなる鍋。

今年はいつもの鍋とは気分を変えて、ヘルシーな鹿鍋(もみじ鍋)にチャレンジしてみるのはどうでしょうか。
 

 

鹿肉の鍋が「もみじ鍋」と呼ばれる理由

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もみじの葉っぱが入っているわけでもないのに、鹿肉の鍋が「もみじ鍋」と呼ばれているのはなぜでしょう

これは日本の歴史と関係があります。

江戸時代には仏教の影響などから肉食が禁止されていました

しかし民衆は隠れて獣肉を食べ続けました

この時、表向き禁止されている物なので大っぴらに「鹿肉食べようぜ!」とは言えません。

そこで、花札の絵柄に鹿ともみじが一緒に描かれていることから、鹿肉のことを「もみじ」隠語で呼ぶようになったのです。

このため、現在でも鹿肉の別名として「もみじ」という言葉が使われています。

 

 

鹿肉の入手方法

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フランス料理では高級食材として扱われている鹿肉。

非常に低脂肪で高たんぱくであることから、健康食として近年注目されています

鹿肉の詳しい栄養価などについては、こちらの記事をご参照ください。
 


 

鹿肉はどこで買える?

そんなヘルシーな鹿肉ですが、近所のスーパーですぐ買えず、入手ルートが限られているのが難点です。

もし猟師さんの知り合いがいるなら、狩猟期間(10月~3月)に入る前に「鹿肉が手に入ったら分けてほしい」とお願いしておくのがいいでしょう。

猟師の知り合いがいない方が大多数だと思いますので、一番手っ取り早く鹿肉を入手できる手段は現状ではネット通販になります。

ネット通販で流通している鹿肉はほとんどが北海道産のエゾシカ肉で、冷凍してあるお肉が送られてきます。

 

 

鹿肉のおすすめ部位

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鹿鍋(もみじ鍋)をする際に使う鹿肉の部位ですが、オススメはもも肉です。

筋が少なく柔らかいため食べやすく、鹿肉のウリであるヘルシーさを存分に堪能できる部位です。

クセがなくて食べやすいですよ。

ブロック肉を買って自分でスライスするのもいいですが、面倒な方はスライス済みのお肉も売っていますので、お好きなほうをチョイスしましょう。

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鹿肉以外に用意する食材

 
鹿肉を通販で入手したら、次は野菜等の鍋用食材です。

こちらはお好みで用意していいですが、一般的には

 

  • 白菜
  • 長ネギ
  • 豆腐
  • キノコ類(しいたけなど)
  • しらたき
  • 春菊

などを用意するといいでしょう。

また、鹿肉はどんな鍋つゆにも合いますが、

 

などがオススメです。

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鹿肉の下ごしらえのコツ

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さて、材料が揃ったら鹿肉を下ごしらえしていきます。

 

鹿肉の解凍

通販でお取り寄せした鹿肉は冷凍状態で届きますので、まずは解凍します

鹿肉を解凍するときは使う前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しておきましょう

だいたい10時間経てば解凍されています。

 

鹿肉の臭み抜き

通販で売られている鹿肉はほとんどが適切に血抜きされているため、臭みが気になることはあまりないと思いますが、牛肉や豚肉と比べると鉄分が豊富に含まれているため少し匂いが気になる方もいると思います。

そんな時は、牛乳に1時間~1晩漬けておく匂いも気にならなくなりますし、お肉も柔らかくなって一石二鳥ですよ。

 

鹿鍋(もみじ鍋)のお味は?

菊地 朗さん(@akiracchi924)がシェアした投稿

さて、お待ちかねの鹿鍋(もみじ鍋)を食べましょう!

鍋につゆを注ぎ、火が通りにくい具材から順番に入れて行けばOKなので手軽に作れます。

鹿肉は火を通しすぎないほうが美味しいので、最後に入れましょう。

鹿肉のお味はというと、牛肉にも似た食感です。

ただし、牛肉よりはるかに低カロリー、高たんぱくで健康にいいです。
また牛肉よりも鉄分が多く含まれるため、若干レバーに似た味だと感じる人もいるようです。

皆さんもこの冬は鹿鍋を食べて野生の鹿のパワーをもらってポカポカに暖まりましょう