このページでは鹿肉の特徴について解説します。
鹿肉の特徴
鹿肉は低脂肪で高タンパク質な健康食として知られています。
一部では「鹿肉は硬い」「鹿肉は匂いが臭い」などと言う人もいますが、これは鹿を狩った後の血抜きのプロセスに問題があった肉を食べてしまったケースだと思われます。
正しい方法で処理された鹿肉は匂いが穏やかで、柔らかく食べやすいです。
肝心のお味はというと、あまりクセがなく淡泊なお肉です。
筆者も、鹿肉カレーや鹿肉バーガーなどを食べたことがありますが、柔らかくて臭いもせず、全くクセのないお肉で美味しかったです。
なお、鹿肉はフランス料理では高級食材として扱われています。
鹿肉の栄養
鹿肉は、牛肉や豚肉と比べると脂質が少なく低カロリー(100グラムあたり120kcal)で非常にヘルシーな食材です。
しかも普段の食生活で不足しがちな鉄分が多く含まれています。
このように良いことずくめの鹿肉ですが、注意点として生で食べないことが挙げられます。
これは、シカ肉を生食した場合にE型肝炎に感染するケースがあるためです。
シカ肉はきちんと中心部まで加熱調理してから食べるようにしてください。
鹿肉の別名
鹿鍋のことを「もみじ鍋」と呼ぶなど、シカ肉の別名として「もみじ」という言葉が日本では一般的に使われています。
これはなぜなのでしょうか。
日本では旧石器時代より、鹿肉を食料として食べてきました。
しかし江戸時代になり、仏教の影響などから肉食は禁止されました。
表向きは禁止されたとはいえ、獣肉は庶民の間でひそかに食べ続けられました。
この際、おおっぴらに「鹿肉」とは言えないため「もみじ」という隠語が生まれたのです。
「もみじ」の呼び名は花札の絵柄に由来しています。
ドッグフードとしても最適
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現代では鹿肉は人間のみならず犬の食事としても広く用いられています。
ドッグフードとしてドライ・セミドライ加工されたものから、犬用ジャーキーとして肉の食感を残して加工されたものまで、様々な犬用鹿肉が売られています。
先に述べたように鹿肉は低脂質で高タンパク質ですので、犬の健康を考えて鹿肉を食べさせているという飼い主も多いです。
鹿肉の値段(相場)
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人間が食べる用の鹿肉の値段は、部位にもよりますが大体100gあたり400~500円です。
現在のところ鹿肉を手に入れる最も手っ取り早い方法はネット通販ですが、ヘルシーでおいしい鹿肉がもっと身近にスーパーなどで買えるようになる日が来るといいですね。
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