奈良公園の鹿を見たことがありますか?1日中、公園の芝をモグモグしています。彼らは、草を食べる草食動物です。また、米ぬかから出来た植物性の鹿せんべいも食べます。そして実は、ドングリも大好きなんです。
奈良の鹿愛護会とは
奈良の鹿愛護会の歴史は、明治24年に結成された「春日神鹿保護会」に遡ります。第二次世界大戦後、現在の名称になりました。奈良公園には現在約1200頭の鹿がいますが、明治維新の時は35頭、第二次世界大戦時は79頭まで減りました。今も交通事故で毎年100頭前後亡くなっています。
そんな鹿を守り、鹿と人間の共生を目指しているのが奈良の鹿愛護会です。鹿の角切りや子鹿公開をはじめ様々な行事を行っていますが、鹿のためのドングリ集めもしています。
なぜドングリが必要なのか
鹿は草食動物ですから、普段は草や花、木の芽や皮などを食べて暮らしています。
しかし、病気やケガのため自力でエサを確保できない鹿や、妊娠などで気性が荒くなっている鹿は、奈良の鹿愛護会が「鹿苑」という場所に保護しています。この鹿苑で保護されている鹿たちは、様々な個人や団体から寄付された植物性のエサを食べて暮らしています。その中の一つがドングリなのです。
たとえば、奈良の鹿愛護会が行っている行事「鹿寄せ」では、ホルンで呼び寄せた鹿にドングリをエサとして与えます。
また、鹿苑の「コロコロレール」では、一般の訪問者がフェンス越しに鹿にドングリをあげることもできるようになっています。
奈良の鹿愛護会にドングリを寄付する方法
鹿のエサとなる草が減る冬に向けて、是非秋に拾ったドングリを奈良の鹿愛護会に寄付しましょう。
寄付の仕方は、ドングリを直接奈良の鹿愛護会に持っていくか、郵送・宅配で送ります。(ただし送料は発送者の自己負担)。
ドングリを洗う必要はありませんが、できるだけ天日干しするなどして乾燥させて送ってくださいとのことです。
送付先は以下の通りです。
〒630-8212
奈良市春日野町160
一般財団法人 奈良の鹿愛護会
電話:0742-22-2388
どんぐりひろい大会 in 平城京
毎年11月末ごろ、「どんぐりひろい大会 in 平城京」というイベントが鹿サポーターズクラブ主催で開催されます。さわやかな秋空の下、平城京に転がっているドングリをみんなで拾い集めて奈良の鹿愛護会に寄付します。家族やお友達と参加しませんか?参加費は無料。事前申し込みが必要です。詳細は、鹿サポーターズクラブのサイトにアップされますから、チェックしてみてくださいね。
まとめ
「奈良の鹿愛護会にドングリを寄付する方法」いかがでしたか?お役に立てたでしょうか?奈良公園の鹿たちをサポートする方法はいろいろありますが、ドングリひろいでサポートできるなんて、なんだかうれしいですね。今年の秋から早速やってみましょう!
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